岩槻城址公園(さいたま市岩槻区)

撮影日 2016.7.10

芝生広場は昔、大きな沼の底だった

お堀です。結構深くて長いのでびっくりします。途中に遺跡もありますよ。鬱蒼としていて、気味が悪いくらいです。

岩槻城址公園はわが家のサイクリングコースでした。住まいが岩槻寄りなので、距離的に子どもたちと自転車で出かけるには絶好のポジションなのです。子どもたちが大きくなった今となっては懐かしい思い出です。探検と称してお堀の跡や林の藪に分け入って行くのはとても楽しかった。秘密基地を作れそうなポイントもたくさんあります。

岩槻城址公園は、その名の通り岩槻城址を中心に造られた公園です。岩槻城は15世紀に太田道灌の父資清が築城したとされ、川越城、忍城とともに県内三名城のひとつに数えられていました。

16世紀後半までは太田氏が城主でしたが、豊臣秀吉の小田原討伐で落城して以降、有力な譜代大名の居城となりました。江戸時代には江戸北方面の守りの要衝として重要視されていたようです。

岩槻城址園内の案内板によると、本丸は現在のマミーマート付近にありました。今も岩槻区本丸という地名が残っています。芝生広場付近はお堀の一部である本丸の南側の沼の底で、更に本丸の北側にはもっと大きな沼がありました。岩槻城は大きな池に浮かぶようにして立っていたのですね。自然の河川であるカーブする元荒川までがお堀の役目を果たしていたようですから、とてつもなく広大な敷地です。テニスコートの手前、人形塚の近くに当時の城門(黒門)と裏門が移築されています。

城門やお堀の跡は歴史浪漫をかきたてます。詳しい案内板がテニスコートの傍にありますので、訪問された時は是非じっくり読んでお子さんに説明してあげてください。お堀の跡は深くて欝蒼として昼でも薄暗く、不気味な雰囲気を漂わせています。この辺りで合戦があったのかな、と考えていると首筋が涼しくなってきます。探検スポットですね。

大正14年3月31日、埼玉県史跡に指定されています。運動広場(多目的広場)の南側にあるケヤキの巨木は、さいたま市指定の天然記念物です。

遊び場いろいろ

元荒川側の公園入り口の右側に展示されている東武特急きぬ。残念ながら、中での飲食は禁止だそうです。

目を惹くのは元荒川寄りの駐車場の横に展示された東武鉄道の古い急行電車「きぬ」でしょうか。子どもたちがひっきりなしにやってきます。

冷房がよく効いていますので、夏場はお父さんお母さんの休み処でもあります。古い電車の匂いが郷愁を誘います。でもちょっと匂いがきついかな。車内での飲食は禁止ですよ。

森には栗の木もあります。まだ上の息子が小さかった時、栗拾いをしたことがあります。時期的には遅かったのですが、まずまずの収穫でした。お堀のあたりに行くと栗の木が何本もありますから探してみてはいかが? 

その他の見所&遊び場は、池に架かる特徴的な赤い橋(八ツ橋)、優美な時報を見せてくれるからくり人形時計、野球場の傍にある人形塚、広い芝生広場、市民会館いわつき(結婚式場まで備えています)、などがあります。非常に奥の深い公園なので、芝生広場や横の遊具の広場だけでなく、是非もっと奥に入ってみてください。以外な遊び場が見つかるかもしれませんよ。

埼玉B級ご当地グルメ王「豆腐ラーメン」

自らをB級と名乗る神経は、まあ、シャレなんでしょうね。町おこしとしてはおもしろいと思います。埼玉は田舎ですからね。

岩槻城址公園の真ん中を道路が突っ切っています。この道路沿いの野球場の横に、「市民会館 いわつき」という白い建物があります。通称「イグレッタ」。

この建物の1階にある「大手門」というレストランが作り出した名物が「埼玉B級グルメ」の決定版「豆腐ラーメン」です。最近、あちこちで耳にすることが多いのでご存じの方も多いのでは?

B級グルメという語感がどうも好きになれないのですが、こちらの「豆腐ラーメン」は2008年春に行われた埼玉県の2回目の大会で優勝し、秋の第3回では準優勝。2009年5月に大宮駅西口で行われた「第4回埼玉B級グルメ王」では再び優勝したそうです。

醤油ラーメンにとろみがかった豆腐の餡を載せたラーメンでほんの少しだけ辛味があります。初めて食べた頃は(2007年ころ?)は500円でしたが2016年現在600円になりました。

提供元の大手門さんでは50年も前からまかないとして存在していたそうで、それを表のメニューとして出してみたら意外と評判が良くて定着したんだそうです。

岩槻城址公園へ行ったら、是非、皆さんの舌で4回中2回優勝の実力を確認してください。お店の詳細等は当サイト内「豆腐ラーメン(レストラン 大手門)」でどうぞ。来る客来る客、みんなが豆腐ラーメンを注文しています。麺はうまかったな。

岩槻城址公園 園内地図

岩槻城址公園 園内地図

下記2段の記事は、写真ページにもあります。

上の地図の南東側(上下で言っちゃうと下の右側)に「ふるさと散歩・散策 路」とあるのが岩槻城址のお堀です。白い筋で描かれたお堀は北方向に伸び、途中に「堀障子」があって八ッ橋の北側の「カラクリ時計」の近くまで行っています。さいたま市の天然記念物に指定されている「岩槻城址のケヤキ」は南西部分。

「豆腐ラーメン」の「レストラン 大手門」があるのが「市民会館いわつき」です。野球場の北に赤い字で書いてありますからすぐわかりますよね。「東武特急きぬ」は、北東部分に「ロマンスカー」と書かれています。人形の時計は「カラクリ時計」。「トーテムポール」は北部分の「ピクニック広場」(芝生広場)と「わんぱく広場」(フィールドアスレチックなど)の間にあります。

有料施設料金表

公園施設名・区分 利用料金
午前 午後 全日 時間外
9〜12時 13時〜17時 9〜17時 1時間ごと
公園施設 野球場 一般 960円 1,390円 2,040円 370円
児童・生徒 480円 690円 1,010円 210円
テニスコート 一般 1面1時間につき210円 210円
児童・生徒 1面1時間につき100円 100円
付属設備 スコアボード 1時間につき310円 310円
照明設備 野球場 1時間につき3,240円 3,240円
テニスコート 1面1時間につき310円 310円
特記事項
市外の方は、上記料金の2倍。   
児童・生徒の方及び障害者の方は、上記料金の半額。   
照明設備は別料金。     

スポーツ施設としては、野球場(軟式野球1面-スタジアム)、テニスコート(クレーコート2面)があり、無料の多目的広場では、ソフトボール2面、グランドゴルフ2面、ゲートボール2面、少年野球2面、少年サッカー2面を取ることができます。ただし、サッカーのゴールはありません。

予約は さいたま市公共施設予約システム にて。

2015年、新しい遊具ができた

2015年に新しく設置された金属製の大型複合遊具。時代の流れですね。以前の木製のフィールドアスレチックコースはとっても良かったです。

全体で14.5ha(計画は17.9ha)もあります。起伏に富んでいて、芝生広場もかなり広目です。すばらしい公園。

桜の名所としても知られていますね。園内には桜の木が600本もあるそうです。公園の横には元荒川の土手に沿って、桜並木のサイクリングロードがあります。春には満開の桜がトンネルを作りだし、幻想的な雰囲気になります。

春夏秋冬いろいろなイベントのある岩槻城址公園ですが、ぼくが一番好きなのは毎年4月29日に行われる流し雛でしょうか。

駐車場は少ないですね。野球場の隣、アスレチック広場側、元荒川側と3箇所ありますが、天気の良い休日など元荒川寄りの土手のあたりまで路上駐車であふれかえります。16号のトイザらス角交差点を入って左です。

ガイドブックなどには、水遊びができると書いてあったこともありますが2016年現在は水路・池に入ることは禁止されています。

1999年春に改装された木製のフィールドアスレチックは、コの字型に並んだとても素敵なフィールドアスレチックコースでしたが、2014年から順次撤去され2015年に金属製の大型複合遊具に変わってしまいました。

時代の流れとはいえ、こうして木製フィールドアスレチックコースが撤去されて味も素っ気もない金属製の遊具が設置されてしまうことが残念でなりません。

岩槻市とさいたま市の合併に伴い、2006年4月「岩槻城址公園」と名称が変更になりました。今でも地元では「お林公園」「岩槻公園」ですけどね。

アクセス・駐車場など

電 車
東武野田線「岩槻駅」「東岩槻駅」から徒歩25分くらい。
バ ス
「岩槻駅」「東岩槻駅」から、さいたま市コミュニティバス岩槻区ルート(平日のみ)で「岩槻城址バス停」下車約3分。
「越谷駅」や「東川口駅」からもルートがあるようですが、あまり現実的じゃありません。
クルマ
国道16号、トイザらス岩槻店の交差点をトイザらス側に曲がってすぐです。
駐車場
第1駐車場 78台(テニスコート脇)、第2駐車場 150台(フィールドアスレチックの傍)、第3駐車場 63台(東武特急きぬの横)、臨時駐車場 50台(元荒川側)。合計341台。
何かイベントやお祭りがあるとすぐに一杯になってしまいます。

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