さいたま水族館(羽生市)

撮影日 2015.4.25

淡水魚の水族館

「さいたま水族館」でもこんな行動展示を始めています。水族館の建物の手前にある池では鯉やチョウザメの泳ぐ姿を見ることができます。

当ページで紹介していた「羽生水郷公園」と「キヤッセ羽生」は分割いたしました。→「羽生水郷公園」「キヤッセ羽生

海のない県、埼玉県にある水族館て一体どんな感じ? 淡水魚の水族館ってたいしたことないんだろうなぁ…、最初はそう思いました。

無理もないと自己弁護してみますが、申し訳なかったと思います。たかが淡水魚と馬鹿にしていました。こじんまりとした手作り感覚があっていいですよ、さいたま水族館。

もちろん、鳥羽水族館や日本海水族館などの名だたる水族館とは比ぶべくもありません。でも、淡水魚だって大きい魚がたくさんいますし、きれいな魚もたくさんいます。一般で飼われている熱帯魚は大部分が淡水魚なんですよね。

入館料は310円。他の大水族館と比べたらタダみたいなものでしょ? 身近な魚たちがたくさん展示されていますので、お魚入門として考えれば、とても良い施設だと思います。小さい子なら、これで充分。過度な期待は禁物ですが、心を平らかにして訪問すれば、大人でも堪能できるでしょう。

外にあるチョウザメの池では、鯉やチョウザメの泳ぐ姿を横から見られる行動展示をするようになっています。

オススメは、「水族館探検ツアー」。普段、絶対に見ることのできない水族館の裏側に侵入して、迷路のような水族館2階を探検しましょう。

水族館の概要

「下流」まで行けば大きな魚もいますが、こちらは上流のイワナ。

こんな自然一杯の「羽生水郷公園」の一角に淡水魚を集めた「さいたま水族館」ができたのは、昭和58年10月のことでした。

年間約25万人の来場者のある「さいたま水族館」では、国指定天然記念物のミヤコタナゴや、県の魚ムサシトミヨなど川や沼に棲息する約80種類の魚のほか、カメ、エビなど約20種類の小動物を見ることができます。

展示スペースは荒川をモデルに区分けされています。順路は、「上流・冷水」で棲息する魚、「中流」の魚、「下流・池・沼・湖」の魚、「回遊」する魚と並んでいます。大きな魚たちは「下流」ですね。

ミヤコタナゴは、大きな背びれと赤身を帯びた美しい色彩を持ったコイ科の魚で、1974年に国の天然記念物に指定されました。以前は関東に多く分布していたのですが、高度成長期に棲息環境が破壊されてしまい、現在埼玉県内では滑川町と所沢市のみ、県外では栃木県大田原市と千葉県茂原市の限られた水路や沼にしか住んでいない、非常に珍しい魚です。

ピンボケ失礼。これがムサシトミヨです。良いカメラなのですが、腕が伴わないのです。

ムサシトミヨは、埼玉県でも熊谷市の元荒川の一部にしか住んでいない、これもまた珍しい魚です。体長は大きくても5cmほど。オスが水草をちぎって水中に直径3〜4cm程度の丸い巣を作るのが大きな特徴です。

一時は600尾程度まで減り、絶滅が危惧されましたが、現在は数万尾程度まで回復できているそうです。

しかし、ムサシトミヨは冷たくてきれいな湧き水のあるところにしか棲息できません。元荒川のムサシトミヨ棲息地域は、わずか1,400m程度だそうです。

1991年に埼玉県の天然記念物に指定され、棲息地域も保護されるようになりましたが、まだ足りないのだそうです。

現在、ムサシトミヨの研究は「埼玉県環境科学国際センター」で行われています。

「さいたま水族館」は2015年5月にリニューアルオープンしました。エントランス付近が大きく変わっています。

利用案内(さいたま水族館)

   入場料(20名以上団体) 年間パスポート
大人 通常 310円(250円) 1,030円
特別展 410円(330円) 65歳以上:820円
小人(小中学生) 通常 100円(80円) 310円
特別展 100円(80円)
5月5日と11月14日は子ども無料
未就学児童&障害手帳持参 無料
年間パスポートの有効期間は購入月から1年間。シニアパスポート購入には年齢の証明書が必要。
開館時間
2月〜11月 9:30〜17:00
12月〜1月 9:30〜16:30
入館は終了時間の30分前まで
駐車場(羽生水郷公園と共通)
二ヶ所 約750台
休館日
毎週月曜日(祝日のときは翌日)
12月は毎週月、火曜日
12月29日〜1月1日
春休み、夏休み期間中の月曜日は開館
アクセス
クルマの場合:東北自動車道羽生ICから栗橋方面へ3q
電車の場合:東武伊勢崎線羽生駅または加須駅から7q(タクシー利用で15分)

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