伊奈町町制施行記念公園(伊奈町) バラ園
こんな施設があるよ
埼玉県最大のバラ園
伊奈町町制施行記念公園の「バラ園」は埼玉県一の規模を誇ります。
1988年、現在の「第1バラ園」の一角に約270株のバラを植栽してスタートしたバラ園は、1990年に町制施行20周年を記念してバラが「町の花」に指定されて以降も整備が続けられ、2019年現在「バラ園」だけでも面積約1.2haという埼玉県最大のバラ園となりました。
一年を通してしっかり手入れ植え替え等も行われていて、2019年現在は約400品種5,000株以上のバラが栽培されているそうです。
「バラ園」は園内道路を挟んで「第1バラ園」「第2バラ園」「第3バラ園」の3エリアに分かれていて、毎年5月中旬から10万人もの来園者を集める「バラまつり」が開催されています。下にそれぞれの配置図を掲載しました。
「バラ園」の中に噴水があり(第2バラ園)、「伊奈の夢石」と呼ばれるモニュメントがあり(第2バラ園)、四阿があり、アーチがあり、レストスペースがあり、豪華なエントランスがあります。これだけでも独立した立派な公園です。
浦和レッズサポーターなら忘れてはならないレッズのバラ「浦和レッドダイヤモンズ(通称レッズローズ)」は、一番新しくできた「第3バラ園」の円形花壇の横にあります。
第1バラ園の配置図は右を上に反時計回りに90度回転すると、 上の全体配置図と一致します。 |
第2バラ園は一番上の全体配置図にそのままはめ込んでもらって大丈夫です。 |
第3バラ園は時計回りに90度傾けると一番上に置いた全体配置図になります。 |
レッズローズはまだまだ少ないです。 |
バラまつり
「バラ園」では、毎年「バラの集い」というお祭りをやっていたのですが、伊奈町のバラを周知徹底できたということで、2002年から廃止になってしまいました。「バラの集い」というネーミングが好きだったのですが…。変わって5月から6月にかけて「バラまつり」が開催されるようになり、2005年からバラの時期に限って入場が有料化されました。
2017年現在も入場料は200円、シーズン入場券もあってそちらは1,000円です。これだけのバラを維持・管理するわけですから、多少の負担は仕方ないでしょう。
バラの見頃は5月中旬から6月上旬と、10月上旬から11月上旬の年2回。満開のバラは絶景です。ただし、秋よりも春の方がオススメ。秋はおまつりもやっていませんし。
「バラ園」は今や伊奈町最大の呼び物だから町もかなり力を入れています。過去何度も拡張・改修工事が行われ、当初「第1バラ園」だけだったのが、「第3バラ園」の完成をもって「バラ園」を南北に分断していた道路の両端を塞ぐ格好になり、とうとうクルマを気にせずに行き来ができるようになりました。しかし「第2球場」脇の道路は変わらず進入禁止で不自然ですよね。
伊奈町町制施行記念公園の「バラまつり」は、バラ園に屋台を入れません。地元商店会の方々のブースはバラ園前の広場にあって、バラを楽しみたいお客さんを邪魔しないようになっています。素晴らしいと思います。
せっかくの美しい桜を薄汚い屋台が邪魔する「桜まつり」が多い中、本当に地元の誇りであるバラを大切にしているのがよくわかります。花壇に植えるバラと樹木の桜の違いと言ってしまえばそれまでですが、薄汚い屋台でせっかくの桜を台無しにしてしまっている「桜まつり」関係者の方々は伊奈の「バラまつり」を見て何を思うんだろうか。
バラ園へ
整理してみると「第2バラ園」の写真が多いことに気が付きました。第2バラ園は一段高くなった展望席があるので写真を撮りやすいんですね。
第1バラ園へ向かうスロープ。以前はここが入口でした。 入口っぽいですよね。 |
第2バラ園。伊奈の夢石が見えます。 |
第2バラ園の噴水。左に伊奈の夢石が見えます。 |
「伊奈の夢石」。昔、伊奈石と呼ばれる石があったそうです。 硬砂岩と呼ばれる堆積岩の一種で石臼等に用いられたとか。 伊奈町は産地ではありませんが、伊奈つながりってことでしょうか。 |
第1バラ園。 |
第3バラ園の「ラバグルート」。どぎつい赤ですね。 右斜め上に見える赤が「レッズローズ」です。 |
第3バラ園のアーチ。 |
第2バラ園の展望席から、第3バラ園方面を。 |
第2バラ園の展望席から。 |
これも第2バラ園。 |
第2バラ園。右手の展望席で休んでいる人たちがたくさん。 |
冒頭の画像と同じですみません。きれいですね。 「第2バラ園」の脇の一段高くなっているところ(展望席)から撮影しています。 これのみ2009年撮影。 |