羊山公園(秩父市) 満開の桜
埼玉一のお花見名所かも(公園では)
一番気に入っているカットです。 |
芝桜で知られる羊山公園ですが、お花見の名所としてもよく知られています。……などと、これまで知ったかを書いていましたが、実は見たことがありませんでした。
2020年4月、埼玉の公園を紹介するサイトを始めて23年目にして初めて羊山公園の桜を見てきたので、たくさんの写真と共に紹介します。
いや、もう、圧倒的でした。すばらしいです。ものすごい桜です。埼玉県の公園に咲く桜としては一二を争う桜でしょう。すごいです。
いろんなサイトや雑誌を見ると、ソメイヨシノを中心にヤエザクラ、シダレサクラ等合わせて約1,000本の桜があると書かれています。
中でも大半を占めるのがソメイヨシノと思われます。
しかし、ソメイヨシノは老朽化が進んでかなり伐採されています。どちらのお花見名所でも共通の悩みですね。
羊山公園のソメイヨシノは、根元から伐採されているものもありましたが、他の公園のように根こそぎ刈り取らず枝の先端だけを伐採して桜自体を残しているものが大半で、多くが美しい花を咲かせていました。その分背は低くなりましたが。
「御花畑駅」等からアクセスするには急坂を登る必要があるのですが、坂を登り切ると切り通しのようになっていて、公園は道路の左右に広がっています。
羊山公園のすごいのは、左右どちらも凄まじい桜が植えられていることです。
ソメイヨシノの古木は切り通しの左手(博物館や見晴らしの丘がある)に多く、こちら側はかなり伐採されていました。
それでも、斜面一面と山頂にビッシリと咲いた桜は凄まじい美しさでした。
しかし、切り通しの右手側(芝桜の丘側)の桜はもっともっとすばらしかったのです。
西武秩父線の高架下をくぐって行くと「芝桜の丘」の「菖蒲田口」にあたりますが、桜を見るときはそちらに行かず、高架の手前を右に登る道路を行った方が近いです。
フィールドアスレチックがある「わんぱく広場」の小山を左手に見ながら登ると、駐車場の先あたりに桜が見えてきます。
こっち(切り通しの右側)にも桜あるんだ、くらいの気持ちで更に登ると、右も左も桜に埋め尽くされた息が止まるほど美しい桜の光景が見えてきました。
道路は右手に円を描いて登って行きますが、道路から外れて少し谷になった中央の部分を歩きましょう。谷の両側の丘に咲く凄まじいばかりの桜を堪能することができます。
いや、ホントにこのあたりの桜は凄まじいです。
谷の右手側(道路側)に丘(ピーク)がひとつ、谷を挟んで芝桜側に丘(ピーク)がひとつあって、どちらの丘にも芝生広場があり、その周囲には桜がビッシリです。
こちら側の特徴としては、いろんな桜が見られることでしょうか。それと、アップダウンが多いので埼玉県では珍しい立体的な桜を見られることも良い点です。
それとこの10年くらいの間に植樹されたと思われる若い桜が多く、今後も十分に期待できるのもすばらしいですね。。
道路側のピークにはソメイヨシノの古木があって、枝はかなり伐採されていましたが、それすらも絵になる埼玉県屈指の桜の名所でした。
個人的には一位か二位くらいの桜だと思います。迷うところです。
芝桜の丘側の桜(切り通しの右側)
見晴らしの丘側の桜(切り通しの左側)
羊山公園 園内案内図(2019年版)
羊山公園 園内案内図 2019年版 |
羊山公園 アクセス・駐車場ほか
- 開園時間
- 8:00〜17:00
- 入園料(7分咲き以上の通常時)
- 300円(団体20名以上250円)
- 臨時駐車場(例年4月中旬頃よりGWあたりまで)
- 普通車・軽自動車500円、バイク200円、大型バス3,000円、マイクロバス2,000円
- 普段もたくさんあります
- 電 車
- 秩父鉄道「御花畑駅」または西武秩父線「西武秩父駅」「横瀬駅」から、徒歩15分〜20分
- タクシー
- 「御花畑駅」は小さいので、タクシーはありません。「横瀬駅」と「西武秩父」ならタクシー可能。
- クルマ
- 練馬ICより約1時間50分(寄居バイパス利用)