公園へ行こう！｜埼玉県と周辺の公園ガイド

秋葉の森総合公園（さいたま市西区）

ネイチャースポーツパーク

自然保護ゾーンの湿地帯。鬱蒼とした森の開けた所に湿地帯があり木道が通されています。この森は奥が深い。

秋葉の森総合公園は里山の雰囲気を多く残した公園です。

公園の大半を占めるのが「自然保護ゾーン」と呼ばれる自然林と湿地帯で、近隣では別格の鬱蒼とした雰囲気があります。

それだけでなく、遊具付きのバーベキュー場、天然芝のサッカー場、土のグラウンド（多目的広場）、遊具の広場等の施設が盛りだくさんです。

特にスポーツ関連に力を入れているようです。

完成後のイメージとしては、「北本自然観察公園」のような大自然に、スポーツ施設が加味されたような感じでしょうか。

「秋葉の森総合公園」のキャッチフレーズは自然とスポーツを両立させた「ネイチャースポーツパーク」だそうです。

管理棟の正面にある多目的広場は底辺が80mと40mくらいの台形でちょっと歪な形をしています。だからなのか、利用料は無料。予約は必要ですが。

少年野球、少年サッカー、ソフトボール、グラウンドゴルフなどを想定しているようです。

サッカー場は、手入れの行き届いた本格的な芝生のグラウンドで、「大宮アルディージャ」が練習場として使用するくらい本格的です。

南側の工事が再開

バーベキュー場の奥は工事が続いています。完成は2025年ころを目標にしているようですが、たぶん無理だと思います……。

「秋葉の森総合公園」がオープンしたのは2004年（平成16年）5月でした。

その後、2009年に公園北側の「自然観察ゾーン」が部分オープンして敷地面積は7.5haになり、翌2010年6月「自然保護ゾーン」が全面オープンして約10.37haになりました。

計画されている総敷地面積は20haですので、まだ半分ほどしかオープンしていないことになります。

拡張が予定されているのは、バーベキュー場の奥にあたる公園南側です。

2010年以来、拡張工事はずっとペンディングされたままでした。

やっと動き出したのが2021年ころ。2022年ころには工事が始まり、2023年7月現在も継続中です。工事部分は2025年には一部供用を目指しているようです。

でも、「春日部夢の森公園」その他の完成予定と実際に完成した時期を見比べると、予定通りに供用開始するのはちょっと無理かなぁ、と思ってしまいます。

「自然保護ゾーン」。ハレーション起こしてしまっていますが、手前の茶色は池です。湧き水が貯まっているのだと思います。

センターハウス（管理棟）の方に伺ったところ、現在計画中の部分は大半が自然林や湿地帯を生かした施設のようです。

工事中のバーベキュー場の奥は私有地だったので用地買収に時間がかかったということなのかな？

秋葉の森総合公園はものすごく歪な地形をしています。

歩いてみてわかったのですが、公園の西側に沿って池というか川があって、それらに寄り添うように公園が作られているからでした。

あたりは、丘陵地が浸食されて谷になった「谷戸」と呼ばれる地形になっていて、周囲にいくつもある湧水が流れ込んできて小さな川（池）になっているようです。

「自然保護ゾーン」は起伏のある鬱蒼とした森に遊歩道が設けられていて北方面に奥が深く、散歩・散策 にもってこいです。

落ち葉などが堆積した脇道はクッションのようでした。地面に足をつける度に一度沈んだ足下が浮き上がってきます。自然の力はすごい。

詳しくは別ページを用意しました。「自然保護ゾーン」をご覧ください。

大宮アルディージャの練習場

天然芝の美しいサッカー場は、大宮アルディージャの練習場のひとつだったのですが、客席が300用意されています。園路脇の高台から撮影。

秋葉の森総合公園の中心施設は、大宮アルディージャの練習場のひとつでもある天然芝のサッカー場でしょう。

2013年1月、「秋葉の森総合公園」の近くに大宮アルディージャのクラブハウス「オレンジキューブ」と練習場が完成したあとも利用されているようです。

ピッチサイズは、105m×68m。手入れの行き届いた非常にキレイな芝生です。

サッカー場はネットで覆われてはいますが、中に見学者のためのベンチが300席も用意されていて座ってゆったりと見学できるようになっています。

試合が行われるときは大活躍することでしょう。座席とピッチがとても近いので臨場感溢れるサッカー観戦ができそうです。選手同士が掛け合う声とかボールを蹴る音とか…。たまらないですね。

ピッチとベンチの間に高さ70cmくらいの柵がありました。でも低いので邪魔されずに練習場を見渡すことができます。

サッカー場横の園路の高台からも見渡すことができます。……できるのですが、この高台は片方からしか登り降りできないので園路代わりに使おうとすると面倒なことになります。

掲載している写真は高台から撮影しました。

子どもの遊び場

遊具の広場は、南側の入り口近くにあります。手前は主に年配者向けの健康遊具。

南側の多目的グラウンド側の出入り口から入ったところに、子どもたちの遊具があります。

高低差の違うすべり台が4基ある大きな遊具がド〜ンとあって、周囲は芝生広場になっています。

そして大きな遊具のそばには、トリムのような軽い運動向けの健康遊具が4ポイント。

しかし案内板を読むと、これらのトリム遊具は高齢者優先なのだとか。

…とは言え、子どもたちが遊んだり、ママパパが軽い運動をしても問題はないですよね。お年寄りの方は少なそうですし、どうしてもという方には譲れば済む話だし。

遊具広場については詳しくは別ページを用意しました。「遊具広場」をご覧ください。

センターハウスを超えて更に奥に進むと、ピクニック広場と名付けられたバーベキュー場があって、そこにも子どもたちが喜びそうな遊具がいくつも並んでいます。

遊び場付きのピクニック広場（バーベキュー場）

炉が7基あります。それぞれに、テーブルとイスつき。この広場は、右手に見えているすべり台の他、いろんな子どもたちの遊具が揃っています。

ピクニック広場（バーベキュー場）は炊事棟（蛇口8栓と作業台付き）に、炉が7基とそれぞれにベンチ・テーブルが付帯するとても立派な施設です。

芝生広場も広くて子どものための遊具も揃っています。イチオシは、ロッククライミング風の遊具でしょうか。

利用料が1日730円（市外の方は1460円）で、3/1〜11/30まで9:00〜16:00。

センターハウスでは、ペーパープレート・紙コップ・箸・鉄板・焼き網・炭・着火剤などのバーベキューアイテムを販売しています。

ちなみに、鉄板と焼き網と炭（6kg）をこちらで購入すると6000円くらいになります。

レンタル品は、パラソルと椅子のみ。こちらは両方で1200円くらい。

ゴミは全部持ち帰ろうとか、炭や薪のゴミはここに捨てるとか、テント張り禁止（張っていた人がいた）とか、いろいろと決まりもあります。

公共の施設ですから、自分勝手な行動は慎んで楽しみましょう。

センターハウスの更に奥のピクニック広場近くに駐車場があるので、ピクニック広場に行かれるときは、そちらに停めた方が便利です。

秋葉の森総合公園　園内地図と計画図

秋葉の森総合公園　園内地図。 公園の西側に水（青い部分）があります。

秋葉の森総合公園　計画地図。こちらは正しく、上が北のようです。 2009年7月と書いていますが、2023年でも変わっていません。 今後更に南にずうっと拡張されるわけですから、たいへんな公園になりそうです。

有料施設の概要と料金（2023年版）

			施設概要他	利用料金
				午前	午後	終日	時間外
				9〜12時	13時〜17時	9〜17時	1時間毎
公園 施設	天然芝サッカー場	一般	天然芝グラウンド 105ｍ×68ｍ スタンド：300人収容	4,940円	6,600円	10,340円	1,640円
		児童・生徒		2,470円	3,300円	5,160円	810円
	バーベキュー(ピクニック広場)		利用期間：3/1〜11/30(9:00〜11:00)	１基１日につき730円（10名まで）
	多目的広場（土のグラウンド）		野球等に使用可能（地形悪い）	無　料
付属 設備	会議室		2室（つなげて1室50人に拡張可能）	1室1時間につき130円			130円
	放送・電気設備			1時間につき220円			220円
	移動型スコアボード			1台220円
	ビデオモニター			1台540円

注意事項

市外の方は2倍。

予約は「さいたま市降級施設予約システム」 にて。

アクセス・駐車場その他

狭い道路が入り組んで、ものすごくわかりにくい場所にあります。

上尾道路の「西新井（北）」交差点を西側に折れて、県道216号を左折。二つ並んだ押しボタン信号を公園方面に曲がって、指扇北小学校を目指せばなんとか辿り着けると思います。

近所にお店はありません。ちょっと走ればセブンイレブンがいくつかとマクドナルド（カインズホームの中）がありますが……。

電車

JR川越線「指扇駅」北口下車　徒歩約30分（約2.3km）

JR川越線「西大宮駅」北口下車　徒歩約27分（約2.1km）

バス

JR「大宮駅」西口8番乗り場　東武バス【大62】「平方行き」「丸山公園行き」「リハビリセンター行き」乗車（17分程度）　「秋葉入口」バス停下車　徒歩約15分

JR川越線「西大宮駅」 北口　東武バス【西大02】「わくわくランド行き」乗車（6分程度）　「指扇北小学校入口」バス停下車　 徒歩10分

駐車場

113台

こんな記事も読まれています