三橋総合公園(さいたま市西区)

最終更新日 2019.8.4 撮影日 2015.12.12&2017.3.25

温水プールの屋根が開く

三橋総合公園 屋内プール
キャノピー式と呼ばれる屋根を持った三橋総合公園屋内プール。ロールケーキのような屋根が望遠鏡のように伸び縮みして開閉するのだ。

新大宮バイパス(国道17号)に沿い、南北に細長い地形に作られた三橋総合公園は広さが約10.3ha。平成3年4月、昭和天皇在位60年記念事業で開設されました。

温水プール(三橋総合公園屋内プール)がすばらしい。水温が常に28度から29度に保たれたプールのドーム型をした天井は、キャノピー式といって伸び縮みする望遠鏡みたいな可動式なのです。夏場の天気の良い日には、開いて屋根が無くなって屋外プールに変身します。

開かなくても、透明な素材で出来ているので採光もバッチリ。それなら、外で遊ぶ公園利用者から丸見えだろう、との危惧もありそうですが、樹木の目隠しがちゃんとあるので心配ありません。

屋内プールは通年で利用可能。25m×15m 7コース

利用時間
通常時(7・8月以外):10:00〜21:00
7・8月:9:00〜21:00        
休館日
毎月第3月曜日(ただし、祝日にあたる場合は翌日が休館日)
料金
大学生以上:430円
小学生〜高校生:210円
未就学児:無料(ただし18歳以上の保護者の付き添いが必要、保護者1名につき幼児は2名まで)
注意事項
水泳帽子は必ず着用。浮き輪や潜水用具(笑)は禁止。ビート板はOKだそうです。    

2019年5月新しい遊具が完成!

三橋総合公園 遊具広場 トリム広場
トリム広場一番人気の「海賊船」が新しくなりました!

2017年3月「トリム広場」で一番人気のNO.13「海賊船」が新しくなったのに続き、2019年5月、その他の木製ポイントが撤去され新しい遊具が完成しています。

「トリム広場(フィールドアスレチック)」ページには新しい大型複合遊具と新しいフィールドアスレチックの写真を大量に掲載しましたので、そちらもあわせてご覧ください。→ 「三橋総合公園 トリム広場(フィールドアスレチック)」

2019年に新しくできたのは子ども向けの6ポイントと大人向けの健康遊具が2ポイントです。

以前からあった遊具で、「ピラミッドロープジャングル」と「ぴょんぴょん円盤」だけが残り、2017年にできた「海賊船」と併せて、全部で9ポイントのアスレチックになりました。

芝生はこの広場の隅にちょっとだけありましたが、遊具が減って芝生広場が広く感じられるようになりました。

南側奥には小さい子用の「遊戯広場」があります。

三橋総合公園 自由広場
公園中央部にある自由広場。ちょっと低くなっているのがわかりますか? 増水すると水が溜まるらしい。

「トリム広場」は水はけが良くありません。雨が降った記憶がないのに少しぬかるんでいたりします。

全体が三橋総合公園のすぐお隣を流れる鴨川の治水の役目を担っているので仕方ないかもしれません。入り口入って左の駐車場も遊水地の役目を果たしているそうです。鴨川がどれだけ暴れ川だったか想像がつきますね。

他に施設としては、「ペースメーカー」と呼ばれる正三角形の形をした、アスファルト敷きの広場。 一見正体不明ですが説明板を読む科学に裏打ちされた安全にジョギングをするためのテクニックだとわかります。

温水プールの前に、体育館(コミュニティ体育館)もあります。

コミュニティ体育館では、バレーボールコート2面、バドミントンコート8面、バスケットボールコート1面をとることができ、ほかに卓球台が8台あります。公園南側にあるテニスコートは6面(サンドグラスコート)です。

「多目的広場」と「自由広場」は共に長方形に区切られていてとても広いグラウンドです。広いのは良いのですが、両方とも土でした。地元の少年野球チームが練習に励んでいたりします。

このふたつの広場、どちらか一つに芝生を植えればいいのになんて思ったのですが、実は両方とも、水が出たときは池に変身する遊水池なのです。だから、周辺よりも2mくらい低い場所にある。もちろん、芝生にはできない。

自然たっぷりの鴨川第一調整池(ウェットランド)

三橋総合公園 ウェットランド
鴨川第一調整池。こちらも自然がたっぷりで、散歩・散策 にはもってこいです。大雨の時は満杯に水が溜まります。

三橋総合公園の東側には土手があります。その下は「鴨川第一調整池」、別名ウェットランドと呼ばれる湿地帯になっています。もちろん、増水時に水を溜め込む治水施設なのですが、かなりの大きさでした。

自然保護区域(ビオトープ)に指定されている池には、端から端まで木道が通っていて、カワセミや水鳥や湿生植物の宝庫のようです。ここは散歩・散策 するのにもってこいですね。

静かに水をたたえ、鬱蒼と葦の茂る調整池の木道を歩いていると、周囲の喧噪とはまったく別の世界です。人工の自然でも、そこには生態系が造り上げられていきます。自然の力は偉大ですね。

ただし、当然ながら木道には柵がありませんから、小さいお子さんは注意が必要です。気持ちの良い場所だけに、不注意な事故にはくれぐれも気をつけてくださいね。鴨川第一調整池(ウェットランド)の写真をたくさん掲載した別ページを用意しましたので、そちらをご覧いただくともっとわかりやすいかも知れません。→「三橋総合公園 鴨川第一調整池(ウェットランド)」

公園と調整池の間の土手は、立派な桜並木です。満開になると、幻想的な桜のトンネルを造り出します。2011年に撮影しましたので、ご覧ください。→「三橋総合公園 満開の桜並木」

広い芝生広場が欲しいけど

三橋総合公園 カバ
奥の遊戯広場にいたカバ。遊戯広場は小さい子向けの広場で中型の複合遊具も並んでいます。

人出が多そうなときには焼きそばなどの屋台もでるそうですが、ぼくが行ったときは連休中なのに、開いていませんでした。そういえば、屋台を組むような材料が放置してありましたね。営業は稀なのかな。

もちろん、街中なので食事ができる場所には事欠きません。南側ですが、近くにはセブンイレブンもあるし、「夢庵」とか「洋麺屋五右衛門」もあります。県道2号を新大宮バイパスを越えてちょっと走れば「かっぱ寿司」もあります。歩いても行けるくらいの距離です。

おべんとう持参の場合は、前述の「トリム広場」の芝生(木製のテーブル・椅子があります)か、南北に走っている園内道路の17号側でしょうか。樹木が茂って、テーブルなども用意してあります。

広い芝生広場が無いのがちょっと残念ですが、ぼくは気に入っています。どの公園でも、芝生広場では野球やサッカーが禁止です。危ないからですね。でも、三橋総合公園の「多目的広場」と「自由広場」はみんながボール遊びをしています。年代別に区切られた感じで安心してキャッチボールと野球の練習ができました。

アクセスその他

場所
新大宮バイパス(国道17号)が本線と川越方面へ向かう西大宮バイパス(国道16号)へ分岐する宮前インターチェンジから、浦和方面へ進んだ2つ目の信号の左手。交差点を曲がるとすぐに駐車場が見えてきますので簡単にわかります。埼玉県警交通機動隊の真ん前。ここが北側入り口。
駐車場
258台
バス
東武バス(大宮駅西口7番のりば、三橋総合公園行き)  三橋総合公園バス停下車 徒歩0分
西武バス(大宮駅西口5番のりば、佐知川原行き)(大宮駅西口4番のりば、川越グリーンパーク行き)(大宮駅西口4番のりば、西遊馬行き)  青葉園入口バス停下車 徒歩8分

三橋総合公園 園内地図

三橋総合公園 園内案内図
三橋総合公園 園内地図

スポーツ施設利用料金表(2014年改定)

公園施設名・区分 利用料金
午前 午後 全日 時間外
9〜12時 13時〜17時 9〜17時 1時間毎
公園施設 体育室
アマチュアの体育、スポーツ及び
レクリエーションに利用する場合
全面(1時間につき)1,080円 1,080円
半面(1時間につき)520円 520円
4分の1面(1時間につき)250円 250円
バスケットボールコート
(1面1時間につき)520円
520円
バレーボールコート
(1面1時間につき)520円
520円
バドミントンコート
(1面1時間につき)120円
120円
卓球(1台1時間につき)50円 50円
その他の場合 平日(1時間につき)2,160円 2,160円
日曜日、土曜日、休日4,320円 4,320円
トレーニング・エリア 1時間につき100円 100円
テニスコート 一般 1面1時間につき210円 210円
児童・生徒 1面1時間につき100円 100円
屋内プール 通常利用
一般 1回につき430円
児童・生徒 1回につき210円
専用利用
一般 1コース1時間につき640円 640円
児童・生徒 1コース1時間につき310円 310円
附属施設 照明設備 1面1時間につき310円 310円
コインロッカー 1回につき50円
注意事項
上記の料金は、市内在住在勤の方の一般2時間の料金
市外の方は、上記料金の2倍。
児童・生徒及び障害者の方は、上記料金の半額。
テニスコートでナイター照明を利用する場合は、1時間310円が別途必要。
利用するスポーツによって、使用できるコートの大きさが決まっているようなので要注意。
予約は、さいたま市公共施設予約システムへ

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