水城公園(行田市)
水城公園は桜の名所
市民広場。ぐるりと200本の桜の木が植えられているそうです。桜の名所。ここの芝生はなかなかしっかりしていて驚きました。 |
忍城址から歩いてすぐのところに「水城公園」があります。
忍城はとても広く大きな城でした。取り壊されたあとお堀の跡が、忍沼と呼ばれる大きな沼になったほどです。その沼が埋め立てられて現在の市役所や市立体育館が作られました。
末端部分が「水城公園」として開園したのが昭和39年だそうです。広さ約10.3ha。
水城公園の広場には桜が200本植えられていて、桜の名所として知られてもいます。詳しくは、満開の桜を撮影した 水城公園 満開の桜 をご覧いただくと判りやすいかもしれません。
ほかには、太公望で賑わう「しのぶの池」、ホテイアオイが咲き乱れる「あおいの池」、「コミュニティセンター みずしろ」などがあります。「みずしろ」は集会所でしょうか。「みずしろ」の向かいには秩父鉄道で走っている(らしい)SLが展示してあります。「コミュニティセンター みずしろ」の前に大人向けの健康遊具があります。
実は、「みずしろ」の3階は児童センターになっています。こちらは小学生以上が対象。後述しますが「行田市忍・行田公民館」の前に未就学児専用の児童館「キッズぷらざあおい」があって、こちらは主に未就学児が対象です。児童館が公園に隣接しているだけでも珍しいのに、年代別に分けているんですね。小さいお子さんは大きな子たちに遠慮しないで思い切り楽しむことができるようになっています。
水城公園の真ん中を道路が走っています。その西側の芝生広場周辺が花見スポットで、市民広場と呼ばれています。ホテイアオイは東側。「ホテイアオイ」の群生の写真は「ホテイアオイの群生」をご覧ください。
「水城公園」は写真をたくさん掲載した別ページを設けました。「水城公園」
子どもの遊び場は少ない
しのぶの池。大勢の釣り師で賑わいます。南側から撮影しています。中央の奥にコミュニティセンター「みずしろ」があります。 |
園内至るところに記念碑が立っています。しかし、ポピュラーなのは田山花袋(「田舎教師の碑」)くらいで、残念ながら、そのほかは明治の偉人と言われても、得心するものではありませんでした。
行田市に多大な貢献をされた方もいらっしゃるようです。胸像等でお茶を濁すのではなく、何か記憶に留める別の方法を考える時期なのかもしれません。古びた記念碑や胸像を眺めてそんな感想を持ちました。
それだけでなく、駐車場も狭いし、整備状態もあまりよろしくありません。とても古臭い印象の強い公園です。観光地としての匂いは強いようですが。
子どもの遊び場はほとんどありません。以前は道路を挟んで東側に老朽化してすべり台やブランコがあったのですが、撤去されて2014年4月に「キッズプラザあおい」のオープンと同時に仕切りが設けられ、小さい子向けの遊具とふわふわドーム等が新設されました。遊具は「キッズプラザあおい」からしか入れないようになっています。
滝があって池に流れ込む小さな流れで水遊びができそうですが、先には池がありますから、ちょっと怖くて安心して遊ばせられません。日本庭園の池に鯉がたくさん泳いでいますので、そこで喜ぶ程度でしょうか。でも、小さい子を連れての水辺は怖い。
「行田市郷土博物館」で自転車が借りられるようですので、クルマは博物館に停めて、自転車で周って見るのも良いかもしれません。
行田は埼玉県第3の観光都市だと思います。観光資源だけなら埼玉県一かもしれません。公園を巡って埼玉県内を走り回って2017年で20年くらいになりますが、間違いないと思います。「忍城おもてなし甲冑隊」のような地道な活動が徐々に実を結んでいる印象です。がんばれ、行田!
水城公園・忍城 周辺観光案内図
水城公園・忍城 周辺観光案内図 |
アクセスその他
- 電車
- 秩父鉄道「行田市駅」から約1.2km、徒歩15分くらい
- バス
- 行田市内循環バス 水城公園前停留所(南側)または水城公園停留所(中央)
- JR高崎線「行田駅」より観光拠点循環コース・南大通りコース・西循環左回りのいずれかで約8分・水城公園前停留所または約9分・水城公園停留所下車
- クルマ
- 東北自動車道羽生ICより約14km。または関越自動車道嵐山小川ICより約20km。
- 駐車場
- 水城公園:無料 100台程度。足りません。全然停められません。
- 自転車
- 以上のように交通事情はよくないのでレンタサイクルをオススメします
- 「JR観光案内所(行田駅)」「観光情報館ぶらっと♪ぎょうだ」「忍城(行田市郷土博物館)」「NPO法人さくらメイト」「はにわの館(さきたま古墳公園)」「古代蓮の里売店」の6ヶ所のうち、どこで借りてどに返却してもOK