忍城(忍城址公園・忍公園) 行田市郷土博物館

撮影日 2009.9.26

こんな施設があるよ

行田市博物館

行田市郷土博物館の入口。

「行田市郷土博物館」は忍城の本丸の跡地に1988年(昭和63年)2月にオープンしました。

博物館では古代の行田から現代まで、実物の資料を数多く展示しています。2015年(平成27年)には「行田市郷土博物館」所蔵の「行田の足袋製造用具及び製品」4971点が登録有形民俗文化財に登録されました。

江戸時代中期頃から始まった行田の足袋つくりは明治・大正と受け継がれます。工場にミシンが導入されると足袋の生産量は飛躍的に向上し、昭和13年には全国80%のシェアを占めるまでになりました。しかし、戦後になると服装の変化から生産が減っていきます。

余談ですが、行田の足袋製造業者の奮闘を描いた『陸王』という小説があります。作者はあの『半沢直樹』の作者として知られる池井戸潤氏。この作品が2017年10月からTBSの日曜劇場でドラマ化されることになりました。

半沢直樹を演出したことで知られるようになった福沢諭吉の孫・福澤克雄氏が演出を手がけて、半沢直樹のスタッフが再集結するそうでかなり楽しみです。

小説本文には、「行田市の中心からやや南、水城公園とさきたま古墳公園にはさまれた場所に、こはぜ屋は昔ながらの本社屋を構えていた」とあります。この住所には足袋屋さんが2軒あるのですが、その内の1軒「きねや足袋」さんは実際にランニング足袋「きねや無敵」という商品を開発しています。池井戸潤氏が取材にも来られたようです。モデルはこのあたりでしょうか。

博物館の周辺は広さ約2.5haの忍城址公園(忍公園)として整備されています。

入口の手前部分。左手に道路が走っています。正面の階段を上って右手に進むと右の写真のように博物館の入口が見えてきます。 上の写真を別角度から。

エントランスホール

入口の右手に展示してある忍城址の模型。マッチ棒3,800本で出来ています。
エントランスホール。少しだけ本が置いてあります。 奥には、ソファ。

展示室へ

順路の1番にある、忍城を復元したの模型。
忍城内の部屋割りの模型。
足袋の行田としても有名でした。 この通路を通って、御三階櫓の博物館へ向かいます。

御三階櫓へ

2階に展示されている、実際に使用されていたカゴ。 4階の展望スペース。眺望はイマイチ。
忍城のシャチホコのレプリカ。2階に展示。

復路に展示されている鐘。

入口前の広場

入口の正面に水路があります。

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