水子貝塚公園(富士見市) 水子貝塚展示館
発掘を再現して展示
水子貝塚公園 水子貝塚展示館 |
「水子貝塚展示館」の主な展示物は、水子貝塚が発掘されたときの様子を再現した模型です。展示はほぼ正方形の一室のみで行われているので、再現模型が展示館の大半を占めていることになります。
円形の中をのぞき込むと掘られた部分の壁に向きだしの貝層が見え、横には膝を折り曲げて横たわる人骨が見えます。
人骨が横たわっている部分(手前の穴)は「15号住居跡」を再現したものです。15号住居跡は公園にも展示されていて、中に入ることができます。広さは30畳ほどもあるそうで、中には人が5体〜6体展示されています。
犬の骨も展示されているそうですがよくわかりませんでした。人骨の隣にある穴かそれかもしれません。
人骨が横たわる穴の隣も15号住居跡です。間にある渡り廊下のように残された敷居は、貝塚の断面を観察するために残された「断面観察用ベルト」だそうです。
15号住居跡の奥に掘り下げられた大きな穴が「16号住居跡」です。
展示館の風除室。 |
円形の展示施設があります。 |
発掘現場
左に人骨が見えますか? |
ちょっとグロテスクに見えるかもしれないので、人骨は遠くに見える写真を掲載しました。
上の写真の左にあるのが人骨です。その手前にある穴が縄文犬だと思います。
15号住居跡の右隣には、発掘に使用した様々な道具も展示されています。
逆から撮影しています。 手前が16号住居跡。 |
発掘現場を再現した展示の説明パネル。 |
発掘の道具とか
発掘道具 |
壁の展示物
壁の展示物で一番目を引くのが、水子貝塚を「接状剥離」した大きなパネルです。
まず、貝塚の断面を掘り下げます。断面の深さは1〜2メートルほどで長さは貝塚次第ですが、ぼくが参照した資料だと10メートル近くもあったそうです。
むき出しになった貝塚の表面を丁寧に掃除します。そして薬剤を散布して固めるのだそうです。しっかりと固まったら、大勢の人が固まった貝塚の堀に並んでエイヤッと剥がすのだとか。
展示館にある接状剥離された貝層断面は、高さが1メートルちょっとで長さが7〜8メートルくらいはありそうなとても大きなものです。
ヤマトシジミなどが折り重なった断面はとても迫力のあります。
水子貝塚を「接状剥離」した大きなパネル |
パネル展示
水子貝塚展示館 館内案内図
水子貝塚公園 水子貝塚展示館 館内案内図 |
水子貝塚公園 園内地図
水子貝塚公園 園内地図。 100円で購入した資料のスキャンです。 資料自体が古いので南の駐車場の記載がありません。 下に置いたバス案内の方が2018年現在に近いです。 |
水子貝塚公園 利用案内
- 開園時間
- 9:00〜18:00(4月1日〜9月30日)
- 9:00〜17:00(10月1日〜3月31日)
- 休園日
- なし
- 入園料
- 無料
資料館・展示館 利用案内
- 開園時間
- 9:00〜17:00
- 休館日
- 月曜日(祝日を除く)・祝日の翌日・年末年始
- 入館料
- 無料
- 体験学習開催
- 野外映画会、土器づくり、まが玉づくり、火起こし、など
アクセスその他
- 電車
- 東武東上線「みずほ台駅」東口下車 徒歩約17分(約1.4km)
- バス
- 東武東上線「みずほ台駅」東口発「富士見市役所・ららぽーと富士見行き「市内循環バス」乗車(5分程度) 「水子貝塚公園」下車 目の前
- 東武東上線「志木駅」東口発【志25「ららぽーと富士見」行き】または【志21「下南畑・富士見高校」行き】「東武バス」乗車(15分程度) 「貝塚公園入口」停留所下車 徒歩2分
- クルマ
- 関越自動車道「所沢IC」から約5.6km
- 駐車場
- 2ヶ所 68台くらい(正門側 約20台、南門側 48台)
水子貝塚公園 バス案内
最後に「水子貝塚資料館」に掲示してあったバス路線に関する画像を貼っておきます。
上に置いた公園の案内図はかなり古いです。直下に置いた園内地図の方が、南門に近い駐車場もちゃんと書いてありますし、こちらの方が現状に即しているかもしれません。
以下3枚のバス案内は、あくまでも2018年11月現在のものです。変更になることもあるかもしれませんので、ご理解いただいてご利用お願いします。
水子貝塚公園 交通案内図 この地図が一番新しいみたいです。 |
水子貝塚公園 東武バス 路線図 時刻表 |
水子貝塚公園 富士見市内循環バス 路線図 時刻表 |