大崎公園(さいたま市緑区)
施設がコンパクトにまとまった公園
正面斜面の右側の円が大崎公園のシンボルと言われる「花時計」です。 |
見沼田んぼの旧浦和市地域には良い公園がたくさんあります。
「大崎公園」もそのひとつ。
緑が豊かで水辺があって子どもたちの遊び場が充実して動物園があって、無料の駐車場には400台も停められるという公園です。
400台の無料駐車場は、この規模の公園としてはかなり広めですよね。
晴れの休日は相当混みますが、停められないことはありません。
駐車して公園に向かいますが、え?ここが入口??という視界の悪い入口園路です。入口の正面にある生垣は動物園の仕切り壁なのです。
生垣を右に曲がると公園が見えてきます。
生垣の前を右に曲がって一番先に見えるのが「釣り池」と斜面に作られた「花時計」でしょう。
「花時計」は大崎公園のシンボルと言われています。四季の花々でレイアウトされたとても美しい花時計だそうです。
大崎公園の子供動物園へはこんなアーチをくぐって行きます。大型動物はいませんが、小さな動物たちにさわることができます。閉まっている写真でごめんなさい。お休みの日でした。 |
ちなみに、公園に向かって左方面に大きな出入り口がありますが、そちらは関係者以外出入りできません。動物園の資材搬入口的な?
大崎公園の広さは約3.9ha。
それほど大きな公園ではありませんが、この規模にしては施設が盛りだくさんです。各施設がバランス良くコンパクトにまとまっている印象です。
大宮公園の動物園が改築して、地域一レトロになったかも知れない動物園の「子供動物園」には、アメリカアカリス、テンジクネズミ(モルモット)、ヤギ、羊、カピバラ、鶴、オオタカなど30種類くらいの動物たちが飼育されています。
大崎公園の「子供動物園」は動物園だけで0.7haの広さがある立派な動物園です。
ただし、小型動物しかいません。それでも、動物園が少なくなっているのでとても貴重な存在です。
コロナ禍で中止していた、動物とふれあえる「どうぶつひろば」は制限を設けて試験的に再開されています。
「ヒツジの毛刈り実演会」や「おはなし会」「飼育員体験」等、いろんなイベントも開催されているので要チェックでしょうか。
森の冒険砦
「森の冒険砦」と名付けられた新しい遊具が2015年春に完成しました。左が「ちびっ子エリア」右が「チャレンジエリア」。 |
動物園だけでなく大崎公園は子どもの遊び場がいっぱいあります。
覚えている方も多いと思いますが、水遊び場にあった大複合遊具「宇宙ステーション」がもの凄く楽しかったのですが、残念ながら撤去されました。
変わって2015年春、芝生広場の一角に新設されたのが「森の冒険砦」と名付けられた大型複合遊具です。
大型というか、超巨大な複合遊具です。
森の冒険砦は、難易度によって3歳〜6歳が対象の「ちびっこエリア」と、3歳〜12歳が対象の「チャレンジエリア」に分けられています。
3歳〜6歳の「ちびっこエリア」は、掲載した写真の左側に見えている青い階段と緑の緩やかな滑り台が目印です。
「ちびっ子エリア」には、二つのエリアをつなぐ「ザイルトンネル」、緑の舌のような緩やかな滑り台、緩やかに波打つ2本のすべり台、登るルートによって難易度の異なる小さなお山、変な形をした階段などがあります。
3歳〜12歳が対象の「チャレンジエリア」は、写真の右側です。
同じ場所から滑り降りる3種類のすべり台の他に、登る、滑る、降りる、渡る、のアスレチック要素満載の楽しい遊具が全部で11種類組み合わされています。
ジャブジャブ池とバッテリーカー
全長70mくらいもある水遊び場。 |
大崎公園の「ジャブジャブ池」は、毎年7月中旬から8月末くらいまで遊べるとても清潔な水遊び場です。
水は岩山のような水源地から流れ出て70mくらいを蛇行して、最後は釣り池に流れ込ます。幅も広めで最大5mくらいはあります。
水路の両側には大きな石が並んで自然味たっぷり。途中には、入り江のような浜があり、流れが二つに分かれて小さな島が作られたエリアもあります。
橋は二つ架かっていますが、橋の下はくぐれません。
水源部分の岩山は以前は登ることできたのですが、現在は立ち入り禁止になっています。
「ジャブジャブ池」の隣、以前は「サイクルモノレール」の乗り場があったあたりに「バッテリーカー」と小さい子向けの遊具が並んでいます。
「公園を利用している人も少ない感じでした。 --- 2015年に「森の冒険砦」が出来てからは、利用者が急増しました。」……とネットで書いておられる方がいらっしゃいました。
2011年3月に撤去されてしまいましたが、「ジャブジャブ池」全体に作られた巨大遊具「宇宙ステーション」が健在だった頃はもの凄い人出だったのです。今以上だったかも。
確かに「森の冒険砦」が出来るまでの数年間は静かでしたが。
「宇宙ステーション」はすごい遊具でした。「ジャブジャブ池」の下の方に懐かしい写真を掲載しています。
大崎公園と周辺の案内図
新設の「森の冒険砦」は、上図の「芝生広場」で「子供つり池」の「つ」のあたりにあります。 |
大崎公園 利用案内
- 電車
- 埼玉高速鉄道「浦和美園駅」西口下車 徒歩約25分(約2.1km)
- バス:浦和駅東口バス乗り場から下記の国際興業バスに乗車 「大崎園芸植物園」バス停下車 徒歩約5分
- 大崎園芸植物園行き
- 東川口駅北口行き
- 浦和美園駅経由埼玉スタジアム行き
- 大門・浦和美園駅経由さいたま東営業所行き
- 大門・イオン浦和美園SC経由浦和美園駅行き
- 東川口駅北口行き
- バス:浦和美園駅発 「イオン浦和美園SC・大門経由 浦和駅東口行き」 国際興業バス乗車 「大崎園芸植物園」バス停下車 徒歩約5分
- バス:東川口駅北口発 「大門経由浦和駅東口行き」 国際興業バス乗車 「大崎園芸植物園」バス停下車 徒歩約5分
- 駐車場
- バス:東川口駅北口発 「大門経由浦和駅東口行き」 国際興業バス乗車 「大崎園芸植物園」バス停下車 徒歩約5分
- 約400台(無料)(19:00閉門)
周辺にも遊び場がいっぱい
植物園では、ちょうどさくら草の展示が行われていました。かわいらしい花ですね。 |
「大崎公園」自体はこじんまりとした公園で半日も遊べば充分ですが、周辺の施設まで含めて全体を見渡すと、一日遊んでも飽き足りないくらいの規模のリゾート施設に変身します。
用水路を挟んだ裏手に、お風呂とスポーツ設備の整った「見沼ヘルシーランド」があります。
ぼくは入り口までしか行ったことがないのですが、数種類のお風呂と、サウナ、温水プール、アスレチックルーム、レストラン、休養施設、マッサージ まで揃った「自然の中のリフレッシュ空間」だそうです。
「見沼ヘルシーランド」は、バス便がとても充実していますが、東浦和駅から1日に5〜6本程度の無料送迎バスも運行されています。
ただし、定員9名のマイクロバスなので団体での利用は不可です。
更に、大崎公園すぐ裏手には「さいたま市園芸植物園」があります。
大小3つの温室を備え、色彩豊かな熱帯の花や、洋ラン、ブーゲンビリアなどの栽培を行っています。埼玉県では、川口市の「グリーンセンター」と並ぶ大きな植物園です。
見沼ヘルシーランド。さいたま市内と市外で料金が違うのがとても残念です。ゴミ処理場の熱で湯を沸かしているのかな。 |
公園へのアクセス道路の橋の手前を、道なりに右斜め前に進むと公園があって、左に折れて進むと「園芸植物園」「見沼ヘルシーランド」の順でたどりつけます。
「見沼ヘルシーランド」との間にある、「農業者トレーニングセンター」の芝生広場も広くて気持ち良いですね。
形の良い長方形なので、サッカー等に利用できるグラウンドなのかもしれません。
園芸植物園内に花の見ごろ時期を記した看板がありました。
およその目安だそうなので、訪問するときの参考にいかがでしょう。
1月 | ツバキ・ローバイ・サザンカ | 7月 | ハス・フヨウ・ギボウシ・ハツツバキ・ヘメロカリス |
2月 | サンシュウ・マンサク・ウメ・ツバキ | 8月 | サルスベリ・ムクゲ・フヨウ・ハス |
3月 | ハンモクレン・アセビ・ボケ・スイセン・ツバキ | 9月 | モクセイ・ハギ |
4月 | サクラソウ・ツツジ・ハナミズキ・サクラ | 10月 | バラ・ツワブキ |
5月 | フジ・シャクナゲ・バラ・ヤマブキ・トチノキ・カルミア | 11月 | サザンカ・モミジ(紅葉)・ピラカンサス(実) |
6月 | アジサイ・ハナショウブ・ヤマボウシ・スイレン | 12月 | カンツバキ・サザンカ |
「見沼ヘルシーランド」のデータをちょっとだけ
- 休業日
- 毎週月曜日と12月29日〜1月3日
- 月曜日が祝日の場合は翌日
- 利用時間
- 10:00〜20:30 (最終入館 20:00)
- 利用料金(2019年10月1日〜)
- 市内 一般:1,100円 60歳以上・高校生以下:540円 未就学児:無料
- 市外 一般:1,540円 60歳以上・高校生以下:760円 未就学児:無料
- 回数券(5枚綴り)
- さいたま市内在住の方 4,950円(一般) 2,430円(60歳以上・高校生以下)
- さいたま市外在住の方 6,930円(一般) 3,420円(60歳以上・高校生以下)
- レンタル品
- タオル(フェイスタオルとバスタオルのセット)100円
- 館内着 100円 他
- 販売(1階フロント・2階売店)
- コスメ、カミソリ、お菓子等、地場産野菜、飲料水、カラオケ回数券、スイムキャップ、ゴーグル、耳栓、ヨガマットその他
- 備品
- ボディーソープ リンスインシャンプー ドライヤー
大崎公園で、一日ゆっくりと散歩・散策 したり子どもたちと遊んだりして、〆にお風呂。最高かも。