茨城県自然博物館 芝生広場周辺と反町閘門橋
芝生広場周辺
茨城県自然博物館の芝生広場は外に出て右方向へ進んだ先にあります。
茨城県自然博物館の外には約15,8haというとんでもない広さの屋外施設があります。
ミュージアムショップの近くにある出口を出て右方面へ向かいます。途中、左手に「花の谷」や「昆虫の森」を見ながら進むと開けたエリアにぶつかります。そこが芝生広場です。
芝生広場は真っ平らというわけではありません。結構斜めに勾配しているのでボール遊び等には向かないかもしれません。でも、ハイキングでお弁当を広げるには絶好の場所です。
遠くに反町閘門橋が見えて景色も良いです。
博物館に入って順路を巡って最後にレストランとミュージアムショップがあるのですが、その間に外に出る扉があります。
博物館から向うと芝生広場の門番のように立っている石。クイズがあります。 |
茨城県自然博物館の芝生広場はご覧のように傾斜しています。 |
傾斜の下の部分に「トンボの池」という湿地帯があります。 |
芝生広場から見える「反町閘門橋」。 |
芝生広場の下から上を眺めた。 |
「トンボの池」に通されたデッキ。 |
反町閘門橋
反町閘門橋は「そりまちこうもんばし」と読みます。
明治時代に付近の治水のために作られた全長約30mの水門橋です。実際の閘門橋はこちらよりも2.5km離れた場所にあったそうですが、平成6年に「茨城県自然博物館」が開館するときに復元再建されました。
かつて水海道市と岩井市にまたがって鬼怒川の支流の飯沼川が流れていました。一部地盤の低い場所があってその部分を中心に約2650haという広大hな沼があったのだそうです。
この沼は18世紀はじめのころに干拓されます。干拓の際に水はけをよくするためにあちこちに排水路が作られ、菅生沼から利根川へ通じる排水路も作られました。
それでも干拓が続き、利根川の水位は上昇する一方です。とうとう利根川に洪水が発生する度に飯沼の干拓地に逆流が起こって大きな被害を出すようになったのだそうです。
この逆流を防ぐために、反町閘門(橋)は建設されました。完成したのは明治33年だそうです。しかし、実際はこの水門でも洪水は解消されなかったそうです。大規模すぎました。
反町閘門橋は干拓した水田へ水が逆流することを防ぐ水門でした。 |
アーチ型の煉瓦と扉は木製だそうです。 |
橋なので上部は歩いて渡ることができます。 |
反町閘門橋を降りた直後付近から芝生広場が見えます。 |