最終更新日 2017.6.11 撮影日2017.6.3
日本最大の円墳
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丸墓山古墳。駐車場側から来ました。砂利の道は石田堤と言われています。 |
「丸墓山古墳」は直径が約105メートル、高さが約18.9メートルある日本最大の円墳です。作られたのは、古墳の周囲から発掘された埴輪から6世紀の後半ころと言われています。しかし、発掘調査がされていないのではっきりしたことは判明していません。
1590年の豊臣秀吉と小田原北条氏の戦い(小田原の役)で忍城を水攻めにした石田三成が、水攻めの進行具合を確認するために「丸墓山古墳」の頂上に本陣を築いたとされています。
また、駐車場側から「丸墓山古墳」へ至る道は周囲より少し高くなっていますが、これは石田三成が水攻めで築いた「石田堤」の一部だそうです。
「忍城おもてなし甲冑隊」の方は丸墓山古墳の階段が98段と数えたそうですが、ぼくが数えたら90段でした。おもしろいことに駐車場側からの階段も裏側へ降りる階段も同じ90段です。数え間違えたかな?
かなり息が切れますけど、見晴らしは最高なので是非頑張って登ってみることをオススメします。さきたま古墳群で登ることができるのは、「丸墓山古墳」とお隣の「稲荷山古墳」だけです。
下記の写真にも掲載しましたが、頂上には忍城方面の説明板があります。確かに忍城が見えます。かすかですが。これが400年以上昔ならばもっともっとくっきりと見えたことでしょうね。
丸墓山古墳には謎がいっぱいです。これだけ大きな古墳が、なぜこれだけ円墳なのでしょう?? 他の大きな古墳はすべて前方後円墳なのに??
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階段を登ります。数えたら90段ありました。
忍城おもてなし甲冑隊の方が数えたら98段あったそうですけど?? |
丸墓山古墳 案内板
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さきたま古墳公園 丸墓山古墳案内板 |
丸墓山古墳 頂上
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やっと登った丸墓山古墳 山頂。 |
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丸墓山古墳の山頂は直径約20メートルくらいの円形の広場になっています。 |
丸墓山古墳 頂上からの眺望
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中央に「忍城」を確認できますか? |
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さきたま古墳公園 丸墓山古墳山頂にある眺望案内板。 |
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丸墓山古墳頂上から見える「稲荷山古墳」 |
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丸墓山古墳頂上から見える「将軍山古墳」 |
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駐車場側からの階段。直登です。 |
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こちらは裏側の階段。こちらは少しうねっています。
復原されたお堀の円形が確認できますね。 |
丸墓山古墳 堀のあたりから
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裏から降りて見上げました。案内板があります。 |
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降りて駐車場側へ向かいます。このあたりはお堀がありました。 |
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頂上を見上げます。これが桜の木。 |
丸墓山古墳 遠景
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芝生広場から。 |
石田堤の跡
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置くに丸墓山古墳。少し高く盛り上がった道は石田堤と言われています。 |
桜の絶景
「さきたま古墳公園」は桜の名所としても知られています。桜の木が集中しているのが「丸墓山古墳」とその周辺です。
中でも特にすばらしいのが丸墓山古墳の山頂の桜です。丸墓山古墳の頂上にはほぼ直径20メートルほどの広場があって桜の古木が5本植えられています。その5本の桜はかなり太くそれぞれの枝振りが半端ないのです。
天気の良い日には山頂の桜が中に浮かんでいるように見えるわけです。この絶景を求めてカメラの砲列が並ぶのが、丸墓山古墳の復原されたお堀のあたりです。ちょうど桜の下部分には黄色の菜の花が咲いているので、上手く時期が合えば山頂に咲く薄ピングの桜と山麓の菜の花を青空をバックにしてカメラに収めることができるわけです。
青い空に薄ピンクの桜が浮かび上がる様は得も言われぬ美しさ。菜の花とのセットは「権現堂公園」と同じですが、この時期ならでは鉄板の組み合わせですね。お花見の方もたくさんいらっしゃいます。
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桜満開の丸墓山古墳山頂。 |
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絶景ですね。 |
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