最終更新日 2018.12.12 撮影日 2018.10.6
幾何学模様っぽい屋根?の建物
「つつじ映像学習館」は「つつじが岡公園」にかつて存在した「水産学習館」と「熱帯温室」の建物を利用して、2015年10月にオープンしました。
二つの施設が閉館したのは2010年のことです。
閉館後建物も取り壊してしまうのかと思ったのですが、幾何学模様のような特徴的な屋根を持つ焦げ茶色レンガ風の外観はそのままに内部だけ改装して、「つつじ映像学習館」は温室側に、素敵な「SUGAR
HILL CAFE」は水族館側に同じ年の4月にオープンしました。カフェは外観も改装しましたね。
「熱帯温室」は外観の裏側全部が温室で、がらんどうと言うか、中の建造物は展望のための外周廊下やちょっとだけ突き出た2階スペースがあったくらいでした。しかし、現在はかなり複雑な構造になっています。
つつじ学習館入口と展示物
「つつじ映像学習館」は、その名の通り館林のつつじを映像で学習する施設なのですが、入館券を買って奥に入った先のかなりのスペースを使ってパネルや資料の展示も行い、館林のつつじを学ぶことができるようになっています。
展示パネルは映像学習館の入り口にもありました。展示館内部のパネルも撮影してあるのですが掲載するのは少しはばかられますので、映像学習館入り口の横にあったパネルのいくつかを下の方に掲載しました。
上の写真の入り口から入ると、右手にトイレがあって更にその右手奥にカフェがあって、左にはお土産物屋があります。映像学習館へは中央にある引き戸の通り口をくぐります。
通り口をくぐると、そこは少しスロープになった長い渡り廊下の真ん中あたりです。スロープの左奥が「つつじ映像学習館」の入館券売り場で、右手はもうひとつの入り口(出口?)につながっています。
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正面がトイレ、
右の奥がカフェ。 |
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4Dシアター上映スケジュール。 |
長いわたり廊下
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少しスロープになった長い渡り廊下。 |
チケット売り場
入館券売り場が4Dシアターと展示館への入り口です。
入館料は大人が490円で子どもが240円です。展示スペースを見て4Dの映像も見たのですが、頭の中に大きなクエスチョンマークがいくつも浮かんでしまいました。
温室のころとはガラリと変わって建築にお金がかかっていることもわかりますし4D映像なので制作にかなりの資金が必要だったことも理解できますが、展示館も4D映像もどれも館林市の広報というか館林市を宣伝するアイテムです。
自分の町の広報活動に490円とはいえ、客にお金を払わせて見せる意図が理解できません。それだけの価値のある展示物や映像だったかと言うと、残念ながらそうとは思えませんでした。
たとえば、大宮公園にある「埼玉県歴史と民俗の博物館」は常設展で入場料300円です。茨城県自然博物館みたいな大規模博物館でも大人530円です。
最大の売り物である4D映像も館林市とつつじを広報するという視点だけなら次作も作りにくいですし、そうなるとリピーターはほぼ望めません。
いっそ無料にしちゃえば??とも思ったのですが、それではあんまりかもしれないので、適正な入館料価格を考えると、……200円が良いところではないでしょうか。小学生は100円。
上に画像を掲載したように一応上映スケジュールはありますが、あってないようなものです。ガラガラですので。この日もぼくらだけでした。
再考の余地が大いにあるような気がします。こういう公園の施設は難しいです。
つつじ展示スペース
シアター
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こんなメガネを渡されます。
もちろんこれがないと3Dになりません。
実際は4Dなので風や水しぶきが飛んできます。 |
青空に映える建物
裏の入り口
つつじ映像学習館
- 定休日
- 月曜日(休日の場合は翌日)
- 臨時休業の日、年末年始
- 営業時間
- 9:00〜17:00(入館は16:30分まで)
- 入館料
- 大人490円(390円)
- 小中学生240円(190円)
- ※()内は20名以上の団体割引料金
- 駐車場
- 多数(無料)
つつじが岡公園 園内地図
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園内にあった看板を撮影したもの。
つつじ園は右上部分。 |
アクセスと有料施設の料金など
- 開園時間
- 7:00〜18:00(つつじまつりの期間のみ) 【休園日】なし
- 徒歩
- 館林駅から2.5kmくらいの距離がありますが、歩けない距離ではありません。30分くらいでしょうか。
- バス
- ゴールデンウィークには東武伊勢崎線「館林駅」〜「つつじが岡パークイン」、一駅羽生駅寄りの「茂林寺駅」に近い「野鳥の森ガーデン」〜「つつじが岡パークイン」のシャトルバスが運転されます。料金は大人300円、小人100円。
- 普段でも路線バス(パスモは使えない。大人200円、小人100円)が走っていますので、花山交差点傍の「つつじが岡公園入り口」というバス停で降りればすぐです。館林駅から10分程度。残念ながら本数は少ないですね。下のGoogleMapで、「372」と書いてあるところが花山交差点です。
- 東武日光線「板倉東洋大前駅」からも「館林駅」行きバスに乗れば行くことができます。
- タクシー
- 館林駅からタクシーだと降りる場所にもよりますが、5〜10分くらいはかかると思います。料金は1,000円前後でしょうか。でも、初乗り570円!なのですよ。(初乗り590円の会社もありますが…)一時バス網が全廃された影響もあってか、タクシーがとても発達しているようです。初乗り710円に慣れているのでビックリしました。
- マイカー&駐車場
- クルマの場合、東北道 館林I.Cから3kmくらいです。でも、前述のように、「つつじまつり」の時期は道路はメチャ混みです。国道354号は避けるべきですね。お祭りのときは臨時駐車場がたくさんあって心配ありませんが、平時は2カ所しか確認できませんでした。いずれも、温室側の入り口近くです。花山交差点からからすぐの駐車場はかなり大きめだったから大丈夫かな。
- トイレ
- トイレは7カ所くらいあります。
- 入場料
- つつじの最盛期(見頃)が600円、咲き始め&最盛期過ぎが300円。水産学習館・温室とのセットは700円
- 温室のみ300円、水産学習館のみ200円、両館セット400円。大学生以下は半額
- つつじが岡パークイン
- 一泊:和室−中学生以上6,699円、小学生5,544円、大広間−中学生以上4,966円、小学生4,389円(基準コース)
- 休憩:和室1人(小学生以上)800円、大広間1人400円、延長1時間200円(和室のみ)(11:00〜15:00)
- 貸し自転車:2時間−中学生以上200円、小学生100円、延長1時間−中学生以上100円、小学生100円
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