権現堂公園 4号公園・権現堂桜堤(幸手市) 満開の桜と菜の花
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2023年の桜
見ごろの菜の花をバックに桜堤。 間に薄く見えている小さな緑は新しく植えられた桜です。 |
桜堤の途中にある水路? 両サイドから降るように桜。 |
9年ぶりにまともな桜が撮れたので掲載しておきます。
撮影したのは2023年3月29日です。
桜は散り始めですが、菜の花は7分程度でした。ちょっとズレてしまいました。
テレビ東京の「出没!アド街ック天国」で放送されたとき、幸手権現堂桜堤保存会の方が「菜の花は桜と同時期に咲くように種まきの時期その他を工夫している」とおっしゃっておられました。
2023年は暖かい日が続いて当初の予想よりかなり早くなってしまったのが原因でしょう。
このページの下の方に、どちらも見ごろで撮影した2014年の写真があるので見比べていただけるとわかるかも。
桜堤側に一列だけ満開になっている菜の花がありました。一番上に掲載した写真がそれです。
ご苦労が偲ばれます。
桜堤頂上の園路。 幾重にも桜。密集地。 |
定番のカット。 菜の花がちょっと早かった。 |
権現堂桜堤の桜は毎年3月下旬から4月上旬に見ごろを迎えています。
桜の開花に合わせて行われていた「幸手桜まつり」はコロナ禍のため2020年から3年連続で中止していましたが、2023年は4年ぶりに「第90回幸手桜まつり」が開催され、多くの観光客を集めていました。
「第90回幸手桜まつり」は、当初3月25日(土)〜4月9日(日)開催の予定でしたが、暖かい日が続いて開花が早まったため、3月21日(祝・火)〜4月9日(日)開催、と日程が前倒し変更されました。
他の桜まつりではほとんど聞いたことがありません。
こういうところも幸手の桜の良いところです。
権現堂の桜に対する並々ならぬ誇りと力の入れようが感じられてとても素敵です。
青空と桜と菜の花(2023年)
手前の菜の花は見頃の一列。 東の突端近くです。 |
一列だけ菜の花が見頃でした。 |
外野橋あたりから桜堤。 |
桜堤の頂上園路付近(2023年)
幾重にも桜。 屋台もあります。 |
頂上の園路。 左下がメインの屋台列。 |
峠の茶屋を見上げて。 |
桜堤の両サイド(2023年)
ヤギ小屋方面。 |
大迫力ですね。 |
駐車場から桜堤。 桜の山! |
1000本の桜と菜の花の絨毯
このカットが一番有名ですね。桜が散り始めて残念。南側から北方面を。 |
散り始めですが2014年の桜を撮影できたので更新しておきます。
関東でも有数の桜の名所です。昭和8年に廃川された利根川水系の権現堂川と中川の堤防約6kmにわたって、約3,000本の桜が植えられたのは大正時代のことでした。
関東随一の桜の名所となり、遠く静岡県からも花見客が訪れたそうです。
太平洋戦争末期には伐採され薪にされてしまいましたが、戦後およそ3,000本が堤防約1kmに渡って植え直され、名所が復活しました。
現在はそのうちの約1,000本が残っています。昭和63年には周辺の農地に菜の花が作付けされ、現在の景観ができあがりました。
当初は桜堤だけで公園とは呼んでいませんでしたが、平成7年(1995年)ころから、権現堂桜堤と権現堂調整池(行幸湖 みゆきこ)西岸と国道4号の間の土地の一部を権現堂公園とする整備が始まりました。完成すれば総面積34.8haという大公園になります。
平成15年、行幸湖と権現堂桜堤を結ぶ橋(外野橋 そとのはし)が完成し、平成20年には権現堂桜堤から行幸湖西岸の公園エリアで一番遠い場所に公園(8.6ha)がオープンしました。
平成20年オープンのエリアは1号公園と呼ばれています。
人々を魅了してやまない権現堂の絶景は、下の写真のとおりです。
権現堂の行幸湖側の平地に植えられた菜の花の黄色、権現堂の桜の淡いピンク、そして空の青。条件がそろえば見事なコントラストを奏でる風景が創出されます。
菜の花の満開と桜の満開と更に天気という幸運に恵まれないと出会うことができませんが。だからこそ貴重な風景と言えるのかもしれません。
体力のある方は、桜堤から1号公園へ向かう行幸湖西岸の遊歩道を歩いてみてください。このあたりの桜並木もなかなかのものです。
大事にしたいですね。
土手沿い |
南側の水門。 |
屋台と休憩スペース
屋台がたくさん。 |
桜堤の東側。 |
桜堤の東側はレジャーシートがいっぱい。 |
休憩所。 |
桜並木は3列または4列、5列、6列…
下の画像をよくご覧ください。この画像に写っている光景こそが、権現堂が関東有数の桜の名所と呼ばれている理由だと思います。
右に見えている茶色の歩道が権現堂堤の頂上の道(尾根道)です。左に下っているのも遊歩道です。
頂上尾根道の両側に桜が植えられていて、左に下る遊歩道の左に桜があり、少し下がると右にも桜が植えられています。
この重層桜並木を確認いただける画像を下に置いてみました。
桜堤の南側。 |
駐車場から茶屋を右手に見ながら上がってくる階段道です。
頂上尾根道に上がる前に遊歩道があって、その両側にも桜が植えられています。場合によっては斜面の中腹に植えられている場所もあります。
道路の片側1列または左右2列に並んだ桜を桜並木と呼びますよね。権現堂の桜は、場所によっては4列5列…と並んで重厚な桜並木を形成しているわけです。
権現堂を南側の遠くから眺めると、堤の山肌はまったく確認できず、ただ、桜のピンクがこんもりと山のように盛り上がって連なっているようにしか見えません。
こうして、あの立体的な権現堂の景観ができあがているわけです。
南東側の斜面はご覧の通りですが、日当たりがあまりよくない北東側斜面も中腹に植えられている場所があるので、場合よっては6列もの桜並木を見られるわけです。そうなったら「並木」とは呼ばないかもしれませんが。
南側。 |
権現堂公園は近年整備が進んでいて、国道4号線に沿って4か所に分断されています。
幸手から古河方面に向かって4号公園、3号公園、2号公園、1号公園と番号が振られていてい、春の桜、6月の紫陽花、9月の彼岸花(曼殊沙華)、2月の水仙が咲く、権現堂桜堤と呼ばれる一番最初からある場所が「権現堂公園 4号公園」です。
花が咲く「4号公園」から中川に架かる橋(外野橋 そとのはし)を渡った先にある三角形の約1.5haの土地が「3号公園」で、さらにそこから行幸湖の反対側へ渡ると行幸湖の湖岸に広がるのが約11.4haの「2号公園」です。さらにそこから古河方面へ進むと整備が終わっている「1号公園」があります。
北側から南方面のカット。 |
南側の看板。 |
北側の入口。 |
桜のトンネル
桜のトンネル。 |
権現堂公園(4号公園) 園内案内図
権現堂公園 4号公園・権現堂桜堤 案内図。わかりやすい花の分布図があります。 |