最終更新日 2017.11.19 撮影日 2014.9.27&2013.9.22
曼珠沙華が100万本
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2013年撮影。 |
2014年にした写真を追加しました。見頃です。念のためですが、権現堂は、春の桜も6月の紫陽花も9月の彼岸花(曼殊沙華)も2月の水仙もすべて無料で見られます。入場料は無料です。
平成18年から始まった「曼珠沙華祭り」は2014年で9回目を迎えました。ボランティアによって植えられた曼珠沙華は2017年には350万本以上とも言われるようになりました。
曼珠沙華が植えられている場所は、峠の茶屋を中心とした紫陽花エリア以外のほぼ全域です。言うまでもありませんが、植えられているのは堤の斜面ですね。
4号線から入った広大な駐車場に一ヶ所だけトイレがあります。その脇の階段を登るとそこが曼珠沙華エリアです。左手に行くと北側(古河側)の公園入口があり、右手には峠の茶屋があります。紫陽花エリアを曼珠沙華エリアで挟むような形になっています。
左手(北側)と右手(南側)では満開時期がズレるように植えられているようで、ぼくらが行った2013年9月22日は左手のエリアはまだほとんど咲いていませんでした。2014年9月27日は枯れ始めているのも少しありました。
曼珠沙華まつりの期間中は権現堂堤の「峠の茶屋」が毎日営業してます。峠の茶屋では飲み物や自家製のパン、幸手市の物産などを購入することができます。あじさいまつりや曼殊沙華のときは民間の屋台が出ていないので、かなり早い段階で売り切れてしまうかもしれません。水仙まつりのときはお客さん自体がそれほど多くないのでのんびりとお茶屋さんで飲み物等を購入して休憩することができます。ただ、寒いですけどね。
峠の茶屋の営業時間は9:00〜17:00ですが、天候が良くないときは営業しない場合があります。
2014年撮影
桜だけではなく四季折々の花を咲かせて権現堂を花の名所にしたいという思いで、平成12年より曼珠沙華(まんじゅしゃげ)を植栽するようになって、とうとう関東でも有数の曼殊沙華(彼岸花)の名所となりました。
関東で曼殊沙華(彼岸花)の名所といえば、誰もが真っ先に思いつくのが日高の巾着田ですよね。日高の巾着田は2017年には天皇陛下が散策されてニュースにも取り上げられ更に知名度をアップしました。植栽されている曼殊沙華は500万本とも言われています。巾着田はほぼ平らな土地の疎林広場に曼殊沙華が延々と咲き連なっていて、確かに関東一ともいわれる圧巻の眺めと言えるかもしれません。
権現堂は知名度も本数も巾着田には譲りますが、こちらは権現堂の堤を頂点としたなだらかな斜面に植えられていて、先にも書きましたが曼殊沙華は350万本とも言われています。
権現堂の曼殊沙華の特徴はこの斜面に植えられていることなのです。平面ですと奥行きはもちろん感じられるのですが、視界に占める割合はどうしても少なくなりがちです。ところが権現堂のように斜面ですと、視界に占める曼殊沙華の割合が飛躍的に上がります。
権現堂堤の下から堤を斜め上に見上げると巾着田では味わえない、斜面を埋め尽くす圧倒的な曼殊沙華に接することができます。これは斜面に植栽されている権現堂ならではの光景と言えるでしょう。
権現堂公園は近年整備が進んでいて、国道4号線に沿って4か所に分断されています。
幸手から古河方面に向かって4号公園、3号公園、2号公園、1号公園と番号が振られていてい、春の桜、6月の紫陽花、9月の彼岸花(曼殊沙華)、2月の水仙が咲く、権現堂桜堤と呼ばれる一番最初からある場所が「権現堂公園 4号公園」です。
花が咲く「4号公園」から中川に架かる橋(外野橋 そとのはし)を渡った先にある三角形の約1.5haの土地が「3号公園」で、さらにそこから行幸湖の反対側へ渡ると行幸湖の湖岸に広がるのが約11.4haの「2号公園」です。さらにそこから古河方面へ進むと整備が終わっている「1号公園」があります。
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この日はレイヤーさんがいっぱいいっぱいいました。 |
2013年撮影
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南側の奥。これだけ咲いていれば見頃ですね。 |
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南側の斜面。 |
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立っている木は全部桜です。 |
北側の群生
北側はまだ早かったのですが、キレイに咲きそろっている一部を撮影してみました。こちらも2013年の撮影です。
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北側にもこんなに咲いている場所がありました。白い彼岸花は北側にしか無かったと思う。 |
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2013年9月22日現在、北側はこんな感じ。まだ結構早いかも。 |
権現堂公園(4号公園) 園内案内図
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権現堂公園 4号公園・権現堂桜堤 案内図。わかりやすい花の分布図があります。 |
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