古河公方公園(古河総合公園)(茨城県古河市) 桃まつり2018
こんな施設があるよ
花桃は艶っぽい
古河公方公園では5品種約1500本の花桃が植えられています。
公園で配布しているパンフレットによると、古河公方公園の花桃は江戸時代の初期、古河藩主の土井利勝が江戸で家臣の子どもたちに桃の種を集めさせ、古河に送って育てさせたのが始まりと言われています。
それも現在のように花桃を愛でるのが目的でなく、燃料となる薪にするのが目的だったのだそうです。「桃栗三年柿八年」と言われるように生長が早い上、果実が食料にもなるので桃が選ばれたのだそうです。
この故事に基づき、1975年古河総合公園開園時に、当時を偲んで江戸時代を彷彿とさせる花桃を復活させました。
初めて当公園を訪問したのは2000年でした。当時は様々な種類の花桃があったと記憶しているのですが、2018年現在は「矢口」「源平」「菊桃」「寿星桃「寒白」の5種類の花桃を楽しむことができます。
桃の木は成長がとても早いので、それに従って寿命もそれほど長くありません。60年くらいは保つというサイトを見かけましたが、実際は20年で老木になってしまうそうです。害虫にも弱くなかなかたいへんそうです。
こちらの花桃も2000年に初めて見た時ほどの威圧感はなくなっています。特に奥の方の花桃は細い木が多いです。
たぶん、ここ10年くらいの間(2010年くらいから)に植え替えられたのでしょう。公園でお話をした地元の方もおっしゃっておられました。
「日本一の花桃の里」と謳っています。それは間違いないと思いますがいろいろとたいへんな面もありそうですね。
たぶん一番多い品種は「矢口」だと思います。濃いピンクの花びらで大人の女性を思わせる妖艶でエロチックな印象です。必見でしょう。
「古河公方公園」では毎年桜の時期の前当たり(3月下旬あたりから)「古河桃まつり」を開催しています。
2018年で42回を数える大イベントです。他に気球が揚がったり歌謡ショーがあったり大道芸、民謡、ジャズ、太鼓、戦隊ショー、フラダンスショー等盛りだくさんの行事が期間中ぎっしりとあります。いずれも芝生広場に設けられたメインステージが中心になります。
入園料は必要ありません。ただし、この時期だけ、駐車場が有料(500円)となります。「古代蓮の里」の蓮の時期と同じようなシステムですね。
駐車場は「館林つつじまつり」と逆で、古河公方公園から遠目には無料の駐車場がたくさんあります。敷地内の駐車場が500円ということです。館林と逆です。
入口付近の花桃
剪定されたり植え替えられたりしている「古河公方公園」の花桃ですが、入口付近だけは元気でかなりの大木が並んでいます。
個人的にはこのあたりの花桃が、公園で最も花桃のお花見に適していると思います。
そんなことはみなさんわかっていらっしゃるようで、ご覧のようにビニールシートを敷いて大勢の方々が楽しんでいらっしゃいました。
このあたりの花桃は勇壮で圧巻です。
大賀蓮池岸と四阿周辺
植え替えられたと思われる大賀蓮池の岸と公園奥の四阿あたりの花桃です。
公園の奥に進むと四阿を頂上にして少しだけ高くなっている場所があります。このあたりが花桃の中心と思われます。
大賀蓮の池には木道が架けられ、水辺を楽しみながら花桃を愛でる絶好のロケーションになっています。
2018年はまずまずのお天気だったので数百枚の写真を撮りました。たくさん並べりゃいいってもんでもないですが、選びきれず、かなりたくさんの画像を並べてしまいました。
少しでも雰囲気が伝わってくれますように。
おまつりらしい風景
2010年の桃まつり
最後に2010年の花桃を掲載しておきます。
古河公方公園(古河総合公園) 園内地図
古河公方公園(古河総合公園) 園内案内図 |
第42回「古河桃まつり」会場マップ |
古河公方公園 古河桃林の由来(現地看板) |
アクセス・駐車場ほか
- アクセス
- 駅からは遠いので、クルマが必須かもしれません。東北自動車道だと、「久喜IC」から約30分、「羽生IC」から約30分、「館林IC」から約20分。
- それでも、あえて各駅からのアクセス。「JR宇都宮線古河駅下車 タクシー約10分徒歩約40分」「東武日光線新古河駅下車 タクシー約10分徒歩約40分」だそうです。
- 駐車場
- たくさんあります。花桃の時期は、1回駐車で500円。他の時期は無料です。