古河公方公園(古河総合公園)(茨城県古河市) カフェレストラン ジェラテリア

最終更新日 2018.4.30 撮影日 2010.3.28

公園内で20年続くカフェ

茨城県古河市の「古河公方公園」内にあるガラス張りのカフェレストランです。オープンしたのは1998年ですので、もう20年続いているのですね。

この特徴的なレストランを設計したのは茨城県日立市出身の建築家で「建築界のノーベル賞」とも言われる「プリツカー賞」を受賞した妹島和世さんです。

入り口にある管理棟も名のある建築家の設計だそうですので、なんというか「気合いが入っている」というか。特色に乏しい地方都市が名所を欲する意気込みみたいなものを感じます。

古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
ほぼ全面ガラス張りの素敵な佇まい。
古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
スパゲッティセット 650円。カルボナーラ。

メニュー

古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
外にあるメニュー。
古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
注文カウンターのメニュー。

しかし、それならばもっと店内で提供される料理に気を遣うべきではないでしょうか??

この日お願いしたのは、「カレーセット 650円」と「スパゲティセット 650円」です。スパゲティはカルボナーラを選びました。正直、どちらも美味しくありません。

カレーライスは明らかにレトルトです。スパゲッティはたぶん冷凍でしょう。もちろん、厨房で確認したわけではない個人の感想なので、間違っている可能性もあります。レトルトと冷凍に飲み物をつけて650円はちょっと……。

それでも20年続いているのですから方向性は間違っていないのかもしれません。

古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
カレーセット 650円。
古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
白い柱がいっぱいあります。
古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
採光最高で明るい店内。

画竜点睛を欠く?

でも、どうしても残念に思ってしまいます。せっかくこれだけ特徴的な外観を持った飲食施設なのに、なぜもっと本格的な飲食を提供してくれないのでしょうか。浮かんでくるのは「仏作って魂入れず」「画竜点睛を欠く」……。

お店のサイトを拝見すると、準備も後片付けも不要で一人4,000円からのバーベキューが人気のようです。これも20年前から変わりません。バーベキューは店舗裏のエリアで行います。

あの特徴的なガラス張りの建物でウェディングもできるそうで、サイトにはそんなガーデンウェディングの写真も掲載されています。これも変わらずです。ケータリングでしょうね。勝手な想像ですが。

古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
入り口の近くに地元の物産コーナーがあります。
古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
素敵な裏庭ですね。

本格的な調理を行うには厨房が狭すぎるのでしょうか。外観を優先して設計したのでマトモな厨房設備が無い可能性もあります。もしそうなら、本末転倒だと思うんですよね。

これだけ立派な公園に常設されているカフェレストランですから、本格的なフレンチやイタリアンに限らず専門的で美味しい料理を提供してお店のステータスが上がれば、それに伴って公園のステータスも上がります。

店名からの連想ですが、以前はジェラートが名物だったのかも知れません。記憶にないのでなんとも言えません。もし本格的なジェラートを提供していたのなら継続して欲しかった。

公園に来たついでの客が、適当にお腹いっぱいにするレストランじゃ本当にもったいないです。

久喜菖蒲公園と「BEACON COFFEE AND BAKED」の例もあるので、研究の余地はあると思うのですが……。

古河公方公園(古河総合公園)カフェレストラン ジェラテリア
裏庭? このあたりでバーベキューをやるみたいです。
後に富士見塚が見えます。

古河公方公園(古河総合公園) 園内地図

古河公方公園(古河総合公園) 園内案内図

アクセス・駐車場ほか

アクセス
駅からは遠いので、クルマが必須かもしれません。東北自動車道だと、「久喜IC」から約30分、「羽生IC」から約30分、「館林IC」から約20分。
それでも、あえて各駅からのアクセス。「JR宇都宮線古河駅下車 タクシー約10分徒歩約40分」「東武日光線新古河駅下車 タクシー約10分徒歩約40分」だそうです。
駐車場
たくさんあります。花桃の時期は、1回駐車で500円。他の時期は無料です。

こんな記事も読まれています